現在位置:asahi.com>ニュース特集>能登地震> 記事 周期1〜2秒の地震波、木造家屋に「とどめ」 能登半島2007年03月26日13時59分 25日の能登半島地震では、震度6強が観測され被害が大きかった石川県穴水町などで、周期1〜2秒の地震波が強く観測されたことが纐纈一起(こうけつ・かずき)・東京大学地震研究所教授の解析でわかった。この周期の波は、阪神大震災でも壊れかけた木造家屋などにとどめをさす「キラーパルス」となった。防災科学技術研究所(茨城県つくば市)の観測記録を解析した。
建物は、その種類や高さにより特に揺れやすい周期(固有周期)があり、木造家屋は通常0.5秒以下だ。しかし、木造家屋が壊れ始めると固有周期は1秒前後に延び、周期1秒前後の地震波で壊滅的被害を受けることになる。阪神大震災でも、周期1秒前後の地震波が被害を拡大したといわれる。「今回も、古い木造家屋などの被害を大きくする地震波になった」と纐纈さんはいう。 一方、震源から約330キロ離れた関東平野では、高層ビルなどをゆっくりと揺らす周期7〜8秒の長周期地震動が4分以上続いていたことが、古村孝志・地震研助教授の解析でわかった。古村さんが揺れの広がる様子を調べたところ、揺れは地震発生後10秒で能登半島全域に広がり、1分後には大阪、名古屋、関東の平野に広がった。 PR情報この記事の関連情報 |