現在位置:asahi.com>ニュース特集>ジェットコースター事故> 記事 以前も探傷先送り エキスポ社、常態化か2007年05月12日17時45分 大阪府吹田市の「エキスポランド」で乗客が死傷したジェットコースターの脱線事故で、エキスポランド社が03年以前も、車軸の傷などを調べる「探傷試験」を年1回の定期検査時に行わず、たびたび先送りしていたことがわかった。府警は、年1回以上の試験の実施を定めた日本工業規格(JIS)を逸脱したずさんな管理が常態化していた可能性があるとみて調べる。 ジェットコースターは建築基準法などに基づいて「定期検査」が義務づけられ、検査方法はJISの「検査標準」に示されている。 探傷試験は、超音波や磁粉で車軸など主要な部品の内部や表面に目視ではわからない傷がないかを調べる検査。車軸についてはJISで「1年に1回以上の探傷試験を行うこと」と定められている。 エキスポ社によると、同社は毎年1月末〜2月の定期検査の際に、約2週間をかけて、探傷試験を含む分解点検を実施していた。今年は、点検場所などが確保できないことを理由に、1月末の定期検査の際に探傷試験を行わず、5月15日に延期していた。 しかしその後の調べで、04〜06年は守られていたもののそれ以前は今年と同様に、定期検査時に探傷試験を見送り、大型連休明けなど繁忙期を避けて実施していた年が複数年あったという。 エキスポ社はこれまでの会見で「JISで定められているという認識がなかった」などと釈明。「探傷試験はあくまで自主的に実施していた」などとしていた。 同園には「風神雷神2」のほかにも、三つのジェットコースターがあり、これらの探傷試験も繁忙期を避けるという理由で、6月や9月、10月下旬〜12月下旬の閑散期に実施している。府警は、ほかのコースターでも、探傷試験が先送りされていた可能性もあるとみている。 PR情報 |