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エキスポランド社、探傷試験の記録残さず

2007年05月13日03時23分

 大阪府吹田市の「エキスポランド」のジェットコースター脱線事故で、エキスポランド社が車軸の微細な傷を調べる「探傷試験」について、実施結果を示した記録を社内に保管していなかったことが関係者の話で分かった。府警は同社のずさんな安全管理が事故を起こしたとみており、エキスポ社の検査担当者らから探傷試験の実施状況を聴く。

 探傷試験は、遊戯施設の車軸など主要部品について、目視では判別できない微細な亀裂や傷を超音波や磁粉で調べる試験。日本工業規格(JIS)が年1回以上の実施を定めている。

 エキスポ社は、毎年1〜2月にこのコースターの定期検査を行い、探傷試験も実施していた。しかし、今年は試験の場所が確保できないとして探傷試験のみを大型連休後に延期したとされる。03年以前にもこうした先送りが複数回あったという。

 エキスポ社は少なくとも06年までの3年間については、通常通り定期検査時に探傷試験を実施した、と説明している。

 ところが事故原因を分析するため、府警がエキスポ社を家宅捜索したところ、昨年までに実施した探傷試験の記録が見つかっていないという。

 JISの基準作成にかかわっている専門家は「試験を実施すれば記録を取り、それを保管するのは、法律以前の事業者としての常識」としている。これに対し、エキスポ社は記録の有無について「わからない」としている。

 エキスポ社は事故後の会見などで、探傷試験の実施を定めるJISの基準について認識がなかったと説明し、「試験は自主的なもの」と位置づけていたという。

 一方、折損した車軸をコースターの運行が始まった92年以降、約15年間一度も交換せず、耐用年数をメーカーや専門家に問い合わせることもなかったという。

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