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事故車両の定期検査、「不適切」と国交省次官

2007年05月07日21時28分

 大阪府吹田市のエキスポランドで起きたジェットコースター死傷事故で、施設側が今年1月の定期検査の際に車軸の傷の詳細なチェックを怠ったのに「良好、指摘なし」と市に報告していたことについて、国土交通省の安富正文事務次官は7日の定例会見で「日本工業規格(JIS)の検査標準に基づいて検査しておらず、不適切」とエキスポランド社を批判した。

 ただ、建築基準法や関連政省令は車軸のチェック方法を具体的に定めていない。国交省も「JISは必ずしも義務でなく、エキスポ社がただちに違法とはいえない」という。こうしたあいまいさが、現場の誤解と検査の不徹底を招いている恐れがあることから、「検査制度のあり方を今後検討したい」としている。

 ジェットコースターなど遊戯施設の安全チェックについては国交省がJISを制定。

 「車輪装置は、回転状態が良好であり、取り付け部に緩み、および著しいさび、腐食がないこと」「車軸は、亀裂および甚だしい摩耗がないこと」「車軸は、1年に1回以上の探傷試験をおこなうこと」「車輪を取り付けるピン、ボルト、ナットなどの締め付けは適正で、かつ、緩み止めが施してあること」などとしている。

 車軸の部分は、超音波や磁気で傷の有無を点検する「探傷試験」を年1回以上実施することとしている。

 エキスポ社は毎年2月、事故の起きたジェットコースターの定期検査報告をしてきた。今年は1月に検査したものの、車軸の探傷試験を実施せずに「良好、指摘なし」との報告書を吹田市に提出していた。

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