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林警部狙って銃撃か 立てこもり事件、県警が検証

2007年06月17日03時03分

 愛知県長久手町で警察官ら4人が死傷した発砲立てこもり事件で、県警特捜本部は16日夜、同町長配2丁目、会社経営大林久人容疑者(50)=殺人未遂などの罪で起訴、殺人容疑で再逮捕=の自宅周辺で、機動隊特殊部隊(SAT)隊員の林一歩警部(当時23)=2階級特進=が射殺された状況を再現、検証した。大林容疑者は殺意を否認しているが、県警は同容疑者が林警部を視認した上で狙い撃ったとの見方を強めており、事件とほぼ同じ時刻に、立てこもった自宅事務所内から外部がどう見えるかの確認などをした。

 調べでは、大林容疑者は5月17日午後9時23分ごろ、人質救出作戦に加わっていた林警部を射殺した疑い。同容疑者は「林警部を狙って撃ったわけではない」と容疑を否認しているという。

 事件当時、林警部は他のSAT隊員とともに、後列から支援にあたっていた。前列では捜査1課特殊班が盾を構え、容疑者宅の玄関前で倒れていた愛知署の木本明史巡査部長(54)を救い出そうとしていた。

 特殊班までは約3メートル、林警部までは約10メートルの距離だったが、大林容疑者は後方の林警部に向かって銃撃。1発が被弾した。このとき、大林容疑者は立てこもっていた自宅事務所内を消灯し、窓にはブラインドを下ろしていた。一方で、自宅前の道路には街灯、庭には人の動きを感知する防犯用のライトがあり、室内からは外の様子がよく見えたとされる。

 再現検証では、事件当夜と同じ約60人で救出隊を構成。このうち、捜査1課の特殊班ら約10人が盾で壁をつくって大林容疑者宅に接近。拳銃を構える狙撃手に援護された3〜4人が木本巡査部長役の警官を引き出した。

 県警は今回の検証で、当時の状況を正確に再現し、自宅内から外部の視認性を確認。大林容疑者があえて後方の林警部を狙ったことを裏付ける重要な証拠とみている。

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