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立てこもり事件で殉職の林警部、通夜で冥福祈る 名古屋

2007年05月21日20時32分

 愛知県長久手町で起きた発砲立てこもり事件で殉職した林一歩警部(23)=巡査部長から2階級特進=の通夜が21日夜、名古屋市千種区南ケ丘2丁目の自由ケ丘愛昇殿であった。知人や友人、県警関係者ら計約1400人が弔問に訪れ、林警部の冥福を祈った。

写真通夜に参列し、涙ぐむ女性たち=21日夜、名古屋市千種区で

 通夜に参列した愛知県警の山本博司本部長は「若く優秀な部下を失い、痛恨、断腸の極み」と述べ、「反省する事項を明らかにして、二度と起こらないようにしたい」と話した。通夜の前に会場を訪れた溝手国家公安委員長は事件について「初動から最後まで一つ一つ洗い出して反省すべきことは反省する」と明言。さらに銃器の摘発について「暴力団対策として深く掘り下げたい。刑罰を重くすることも考えなくてはいけない」と述べた。

 葬儀は同所で22日午前11時から。

     ◇

 林警部の父千代和さん(51)は21日、通夜会場で県警を通じてマスコミあてに文書を配布した。

 マスコミの皆様へ

 本日は、故一歩の通夜に際しまして多くの皆様にご会葬頂きまして誠にありがとうございます。一昨日実家に一歩は帰って来ましたが、小、中、高の友達、関係者の方が別れを惜しみ時間の空くことなく弔問してもらいました。一歩の18年間の学生生活が充実していたことがうかがえました。同僚の方々の一歩に対する思いもここ数日来熱く伝わってきました。23年間のすべてを今となっては知ることも、本人から聞くことも出来ませんが、一歩の性格を考えると一年一年が誰より充実していたと思っています。

 警察官という職業を拝し、平和で安全な市民生活を守る使命感に燃え職務に励んでいましたが、一歩の人生の24年目以降は同じ職業、職務に就く同僚に託すしかない状況になってしまいました。

 今回の事件の真相、また、このような結果になった真の原因は何なのかは捜査結果を待つしかありませんし、事件に対するコメントのしようもありません。

 今後、このような事件が再発しないように祈るばかりです。

 平成19年5月21日

 林 千代和

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