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騒然とする農水省 事務次官の定例会見は中止

2007年05月28日15時33分

 28日午後、自殺を図った松岡農水相が死亡した。昨年秋の安倍政権発足以来、緑資源機構をめぐる談合にからむ献金疑惑や「ナントカ還元水」問題など、いくつかの疑惑を指摘されてきた。何があったのか。その情報が永田町と霞が関を駆けめぐった。

写真慶応義塾大学病院に運ばれる松岡農水相=28日午後1時12分
写真松岡農水相が自殺を図った衆議院赤坂議員宿舎=28日午後1時14分、東京・赤坂で
写真松岡農水相の自殺を伝える号外に驚く人たち=28日午後3時26分、名鉄名古屋駅で

 農林水産省3階の大臣室と秘書課には、職員らが慌ただしく出入りを繰り返した。事務次官室には20人を超える報道陣が駆けつけ、騒然としている。ある幹部は、現場にいる秘書官から「(松岡氏が)自殺を図った」という報告は受けたと話した。別の幹部は「詳しいことは分からないが、容体は厳しそうだ」と厳しい表情をみせた。

 午後2時から予定されていた事務次官の定例記者会見は、「情報収集のため」中止となった。

 衆院議員赤坂宿舎には報道陣約100人が相次いで駆け付け、施設内への立ち入りを黄色いテープを張って制限する警察官らともみ合いになるなど騒然とした。上空には、報道各社のヘリコプターが数機飛び交った。

 現場にいた警察官の話によると、午後1時すぎ、救急車と消防車が宿舎からサイレンを鳴らさずに出て行ったという。到着時もサイレンを鳴らしていなかったという。

 ニュース速報を見た近くの女性(60)は「いい悪いは分からないけど、松岡さんみたいな強い政治家がねえ……。そういうことをするのかなあ」と驚いた様子だった。宿舎の向かいのマンションに住む男性(60)は「一般市民の感覚からするとおかしなことばかりやっていた。追いつめられたんだろう」と話した。

 松岡農水相は、東京都新宿区の慶応大学病院に救急車で運ばれた。敷地の入り口付近には、報道陣のテレビカメラなど数十台が並び、病院の玄関付近にも駆けつけた報道陣や一般の患者、見舞客らが取り囲んで様子を見守った。

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