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「年金」舌戦 参院選へ本格的に始動

2007年06月30日23時02分

 国会での法案審議がすべて終わった30日、参院選の立候補予定者が各地で本格的に動き出した。街頭で、討論会で、舌戦の最大のテーマは「年金問題」。激しい攻防は1カ月後の投票日まで続くことになる。

 新潟選挙区の塚田一郎氏(自民)の決起大会には、同氏がかつて秘書を務めた麻生外相が応援に駆けつけた。

 長岡市の会場で麻生氏は「年金はなくなったわけではなく、事務手続きの問題。政治の話ではない」と述べ、塚田氏も「自民党が責任をもって解決することになっている」と強調した。一方で「地元の小さな商店街を回ると、『今の商売が成り立たず年金を払うどころではない』という声を聞く」とも。

 さいたま市では、埼玉選挙区の高野博師氏(公明)とともに太田党代表が遊説。同日未明に成立した重要法案について「十分に審議を尽くした」と語り、採決強行との批判を否定した。

 対する野党。

 東京選挙区の大河原雅子氏(民主)は「年金問題は安倍政権では解決できないことがはっきりした」と主張。新宿での街頭演説では「あなたの年金を守る」と書かれたビラを配り、鳩山由紀夫幹事長が「政権奪取を目指す」と宣言した。

 「(年金記録問題は)民主党が国会で追及しなければ、闇に葬られていたかもしれない」とアピールしたのは岩手選挙区の平野達男氏。「何をやっても国民は怒らないと政治が判断する結果になれば、年金問題以上に重大で深刻な問題になる」

 埼玉選挙区の綾部澄子氏(共産)は遊説で、年金関連法案の採決のやり方を批判するとともに、「問題解決の見通しがない中での社会保険庁解体は、政府の責任を紛らわすものだ」とも語った。

 社民党の福島党首も新潟入り。同党は新潟選挙区で民主党との共闘態勢を解消し、独自候補を擁立する。「民主党だけが勝っても憲法改悪の流れを変えることはできない」と語った。

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