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公的年金の積立金運用、06年度は3兆7600億円黒字

2007年07月31日20時06分

 厚生年金と国民年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人は31日、06年度の運用損益が3兆7608億円の黒字となったと発表した。黒字は4年連続。過去最高の黒字を記録した前年度に比べて6割近く減ったが、同法人は「市場の標準的な利回りとほぼ同水準の収益率で運用できた」と説明している。

 全体の収益のうち、手数料を差し引く前の市場運用益は3兆6404億円。運用利回りは4.75%で、国内株式の収益が高かった前年度の14.37%から下落した。06年度は、国内株式の収益率が下がる一方で、堅調な海外市場や円安傾向などを背景に、外国株式や外国債券が10%以上の収益率を上げ、全体の収益の4分の3を占めた。

 年金積立金の運用は02年度に累積損失が約6兆700億円にまで膨らんだが、その後の景気回復により04年度には累損を解消。06年度の黒字3兆7608億円のうち1兆9611億円を年金特別会計に納付した。06年度の累積黒字は10兆2697億円となり、前身の年金資金運用基金などの時代も含めて初めて10兆円を突破した。

 06年度末の運用資産総額は、114兆5278億円。このうち財投債引き受け分を除いた84兆9753億円を市場運用している。

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