社会保険庁は11日、コンピューターに未入力だった厚生年金の記録1430万件と船員保険記録36万件の大半の入力作業を終えたと発表した。1400万件の照合で約9%の120万件は氏名、生年月日、性別が基礎年金番号の持ち主と一致。本来の持ち主が判明した可能性が高い。
これらの記録は1954年以前に厚生年金を脱退した人と50年以前に船員保険を脱退した人の記録。記録が古く、使用頻度が低いとして、80年代の紙台帳からコンピューターへの入力作業時に対象外とされた。だが、本来の持ち主に未統合の記録が含まれている可能性があり、社保庁は改めてコンピューターへの入力と照合をしていた。
残る66万件も4月中旬までに照合し、基礎年金番号と一致した記録は5月下旬に本人に通知する。記録の持ち主は大半が70歳以上とみられる。一致しなかった記録について社保庁は「死亡した人の記録も相当数含まれていると思われるが、詳細は不明」としており、今後分析を進める。