社会保険庁は26日、年金記録に漏れがある可能性の高い年金受給者と現役加入者計1030万人に3月末までに送付した「ねんきん特別便」に対して、4月28日までに約半数の510万人から回答を得たことを公表した。3月末時点より174万人増えた。
この日首相官邸であった年金記録問題閣僚会議で公表した。510万人の内訳は、年金受給者218万人(回答率73%)、現役加入者292万人(同40%)。3月末までに特別便を送った人は「宙に浮いた年金記録」の持ち主である可能性が高い。回答者のうち記録漏れに気づき、「(記録の)訂正あり」とした人は、現役世代では7割だったが、受給者では約3割にとどまっている。受給者の記録漏れは現役世代に比べて古い時期のものが多く、思い出すのが困難なことなどが原因とみられる。
社保庁は受給者で「訂正なし」と回答した人のうち、特に記録漏れの可能性の高い人約30万人に対して、電話や戸別訪問で再度の照会を実施中。また、特別便に回答しなかった人には、6月からはがきによる督促を実施する。
また、3月末までに送った人以外のすべての受給者と加入者の計約9600万人にも特別便を送付する。回収率を上げるため、サラリーマンには会社を通して配布・回収する。