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国民年金、28万人に支給額ミスか サンプル調査

2009年12月11日22時51分

 市町村が保有する国民年金の紙台帳記録約1.4億件のうち約2千件を社会保険庁のコンピューター記録と照合したところ、0.3%が一致しなかったと、社会保険庁が11日発表した。記録訂正で年金が増えた受給者の記録は5件あり、増額は平均10万4千円。長妻昭厚生労働相によると、年金が増える人は28万人と推計されるという。

 1.4億件は国民年金の保険料徴収を市町村が担っていた02年までの被保険者名簿。サンプル2159件のうち7件が一致しなかった。コンピューターへの入力ミスなどが原因とみられ、受給していない人の記録を含めて、推計でミスは42万件に上る。

 長妻厚労相は記者団に「齟齬(そご)がある率は、お金を預かるという意味からすると高い数字。(記録の誤りに)本人が気づいてなくても、紙台帳と照合し、こちらからお知らせしたい」と語った。

 一方、国民年金のうち、一部の期間に免除や未納がある履歴が複雑な「特殊台帳」と呼ばれる紙台帳計3100万件は97%の照合を終えた。この結果、0.7%にあたる約21万件の誤りが判明し、このうち約6万件は平均約1万5千円年金額が増えた。未受給者や納付記録が増えても受給額に反映しないものが約9万5千件、氏名の一部が異なるなど記録の増減に影響がないものも約5万4千件あった。

 厚生年金の紙台帳は約6.4億件あり、これまでのサンプル調査で、1.4%で入力ミスがあり、年金額が増えるのは0.4%だったことが明らかになっている。

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