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厚生年金「脱退手当」、支払い不足19万件

2010年2月5日5時33分

 結婚などで退職した時に、払っていた厚生年金の保険料を清算して一時金で受け取る「脱退手当金」(現在は制度廃止)が、本来より少なく支給されていたケースが約19万件あることが4日、社会保険庁の後継組織の日本年金機構のまとめで分かった。1950年代から60年代に支給されたものが多く、大半が女性だった。

 約13万7千件が年金受給者の記録で、約4万6千件が受給年齢に達していないなど受給者以外だった。残りはすでに死亡していた。

 複数の会社に勤めていた場合、脱退手当金は、すべての厚生年金の加入期間をもとに計算するが、一部の期間が含まれていなかった。当時は紙台帳の記録だったため、手続きの際に見逃されたとみられる。

 同機構によると、算入されなかった記録は受給者の年金額に反映されているという。

 また、本人の代わりに脱退手当金の手続きをした会社側が横領し、本人に渡していないケースがあるとも指摘されている。このため、機構は19万件のうち2千件を抽出して本人に事情を聴くなどの調査を進める。

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