現在位置:asahi.com>ニュース特集>介護大手コムスン処分> 記事 コムスン、処分逃れで「偽装?」廃止届2007年06月14日17時40分 訪問介護最大手のコムスンが、東京都練馬区の事業所の廃止届を5月に都に提出した後も、同じ場所で営業を再開していたことが分かった。この事業所は、開設時に虚偽の申請をしたとして都が指定取り消し処分を内定したが、コムスンが「処分逃れ」のため、自主的に廃止届を出していた。都は廃止届の実態は、同じ場所を拠点として職員を置き、営業を続けるための偽装に近かったとみている。
都によると、この施設は「石神井公園ケアセンター」。都の指定を05年に受ける際、管理者の名義として他の事業所にいる職員をあてるなどの虚偽申請をしていたことが今年に入って判明。都はコムスン社員を5月22日に都庁に呼び出したが、コムスン側は同日、廃止届を都に提出したため、都は処分をできなかったという。 しかし、コムスン側は6月8日、練馬区の同社の「大泉学園ケアセンター」について、1週間前にさかのぼっての住所変更を都に申し入れてきた。その変更先が「石神井公園ケアセンター」の所在地と同じだったため、都は変更届を突き返した。13日に社員が都庁に来た際に再度聞いたところ、石神井公園ケアセンターの場所で今月1日から営業を続けていたことを認めたという。 コムスンは廃止届を提出した際、都に対し、利用者約50人とヘルパーの受け入れ先を「大泉学園ケアセンター」と報告していた。 都の聞き取りに対し、コムスンの社員は「石神井公園の事業所は、立地がよく敷地も広いので、存続させたい」と説明したという。 14日朝、石神井公園ケアセンターがある場所では、「コムスン」と記された看板が掲げられ、ピンクの服を着た複数の人が出入りする姿が見られた。職員は「大泉学園として営業している」と語ったが、ヘルパーは石神井公園ケアセンター時代と変わっていないという。一方、大泉学園ケアセンターでも、ヘルパーが出入りしていた。 都は「廃止した事業所に引っ越すというのは極めて不自然」として、住所変更は受け入れがたいとの意向をコムスン側に示している。都幹部は「廃止届は何だったのか。処分逃れを自ら認める行為ではないか」と批判している。 コムスンの事業所をめぐっては、ほかにも都内の4事業所で開設時の虚偽申請が発覚した。いずれも都の処分前に同社から廃止届が出され、都は処分を見送っている。 PR情報この記事の関連情報介護大手コムスン処分
|
ここから広告です 広告終わり どらく
鮮明フル画面
一覧企画特集
朝日新聞社から |