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加ト吉、コロッケ20種回収へ 偽ミンチ、農水省が調査

2007年06月20日11時50分

 冷凍コロッケのひき肉偽装問題で、材料表示の違う製品を流通させていた北海道加ト吉の親会社、加ト吉(本社・香川県観音寺市)は20日、偽装工作を認めた食品加工卸会社ミートホープ(北海道苫小牧市)の肉を使っていた一部商品の回収に乗り出す。農林水産省は同日、日本農林規格(JAS)法違反の疑いで関係先を調査する方針を固めた。

 加ト吉は20日、東証のホームページに「品質保証の担当者をミートホープに派遣して調査する。豚肉混入の可能性のある商品は出荷停止する」といった適時開示情報を載せた。

 同社によると、ミートホープが納めた肉を使った商品は、冷凍コロッケ計20種。多くはOEM(相手先ブランドによる生産)で、生協などの相手企業と協議し、必要に応じて回収するという。名古屋地区を中心に販売中の自社ブランド「昔なつかしい商店街のコロッケ」は同日、回収作業を始める。

 グループ各社の中で、ミートホープと取引があるのは北海道加ト吉だけで、取引額は月に700万〜800万円という。加ト吉は、偽装工作に北海道加ト吉の関与があったかどうかも調べる方針で、社外有識者による外部調査委員会の人選を始めている。

 ミートホープ製のひき肉を原材料とした「CO・OP 牛肉コロッケ」を製造元の北海道加ト吉から一括購入していた日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)は20日午前、ひき肉が偽装されていた疑いについて検討するため、全国の生協への同商品の供給を停止した。午前中に緊急の対策会議を開き、同社との契約見直しを含め対応を検討する。

 農水省は同日、JAS法違反の疑いが強いとして、ミートホープや北海道加ト吉、日本生協連の3業者について調査に乗り出す方針だ。同法は使用した原材料を割合の多い順に記載するよう定めている。同省は関係者から事情を聴取するとともに、今後、立ち入り検査して、事実関係を確認し、不適正な表示がなかったか調べることにしている。

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