現在位置:asahi.com>ニュース特集>新潟県中越沖地震> 記事 長野・飯綱町、庁舎崩落の危険性 中越沖地震2007年07月17日03時00分 震源から90キロ余り離れた長野県飯綱町は、新潟県とともに最大震度6強を記録した。 同町普光寺の塚田ていさん(78)は、ちょうど外で畑仕事をしていた。波打つ振動で、体が空中を浮いているような感じだったという。すぐ家に帰ると、室内のタンスや本箱が倒れ、壁に掛けてあった写真が落ちていた。「中越地震の時でも、家具がこんなに倒れることはなかった」 同町赤塩では、地区で所有する倉庫の壁や屋根の一部が落下。倉庫の隣の家に住む滝沢善充さん(46)は「壁が落ちるとき、映画みたいに白いほこりが上がった」と話した。 飯綱町は長野市に隣接する山間地にある。周辺より強い震度が出る傾向という。今回の地震では、同町芋川で震度6強を観測した。04年の中越地震の際は長野市が震度4だったのに対し、芋川は県内で唯一の震度5弱を記録。今年3月25日の能登半島地震でも、県内最大の震度4だった。 県の担当者は「地盤の軟弱さなどが考えられるが、詳しい検証をしていないので原因はよく分からない」としている。 気象庁によると、地下の深い所で発生した地震波は、硬い岩板の中をエネルギーを抑えられる形で進み、地盤の緩い地表付近で一気に増幅して地面を揺らす。地表付近の地盤が緩いと増幅が激しく、震度は大きくなるという。 町役場三水庁舎(旧三水村役場)。ロッカーが倒れたり机の引き出しが飛び出たりし、床は書類の洪水のようになった。1923年に建てられた木造2階建て。柱に鉄骨を組み込むなど補強していたが、内部の柱が傾いた。同日夕、遠山秀吉町長は「庁舎は崩壊の可能性が高い」と語った。 PR情報 |