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ガス停止99%、断水62% 中越沖地震1週間

2007年07月21日23時55分

 新潟県の中越沖地震は22日で発生7日目を迎える。電気はほぼ全面復旧したものの、柏崎市の約6割の世帯が断水し、都市ガスは99%が使えないなど復旧がなかなか進まない。道路の通行止めは徐々に解除されているが一部の道路ではかえって陥没が深刻化し、避難所では体調不良を訴える人たちが増えている。生活が元に戻るにはまだまだ時間がかかりそうだ。

 柏崎市の上水道の復旧率は20日午後9時現在で37.6%。水道管のうち幹線は修理できたが、支線に手間取っている。実際に水を流して破損個所を見つけては取り外し、新品と取り換えるという作業を繰り返す必要があるためだ。

 25日までの全面復旧を目指しているものの、中心部は被害がひどく、市の北部はまだ修理に着手できていない。刈羽村でも水道が供給されていた世帯の96.9%で断水が続いている。

 都市ガスは21日、柏崎市内で216件への供給を再開したが、全体の0.6%にとどまる。柏崎市ガス水道局は、近隣市などの応援を受けて、計1000人体制で復旧を進めている。完全復旧は8月上旬以降になる見通しだ。

 ごみ処理も深刻な問題だ。柏崎市のごみを焼却処理する「クリーンセンターかしわざき」の煙突が地震で折れ、復旧のめどが立たないため、ごみ置き場は19日には満杯になった。暑さで腐敗し、悪臭が漂う。

 このため、柏崎市は21日、新潟市や長岡市などにごみを搬送。この2市を含む近隣9市に計1日最大208トンの処理を委託している。それでも、日々、新たなごみが上積みされるため、前からあったごみはなかなか手がつけられない状態だ。

 道路の復旧も遅れている。ここ数日で、地震発生時には約5センチに過ぎなかった路面の陥没が、15〜25センチまで深くなる現象が相次いでいる。地震の揺れで沈み込んだ土砂に代わって、土壌中の水分が浮上する「液状化」が原因とみられる。

 国道や県道は、通行止めとなっていた40カ所のうち23カ所で21日午前までに通行が可能になった。それでも復旧率は58%。国道8号や352号など地域の「動脈」では通行止めの部分が残る。

 市道は主要道路に限っても復旧率は約15%。作業開始まで数カ月かかるという損傷個所もあり、市外の道路状況は把握すらできていない。

 JRは土砂崩れの影響で信越線の犀潟―宮内間が不通になっている。このうち犀潟―柿崎間は23日朝から運転再開の見通し。列車脱線の影響で、越後線の柏崎―吉田間も開通していない。

 長時間同じ姿勢でいるために血栓ができる「エコノミークラス症候群」は、柏崎市内の避難所で暮らす70歳代の女性に兆候が見つかった。各避難所では、保健師が予防のために簡単な体操を紹介している。また、熱中症を訴えるお年寄りもおり、避難所生活の長期化に伴って健康不安が懸念されている。

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