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断層は西傾斜、国土地理院が発表 中越沖地震

2007年07月27日09時56分

 国土地理院は26日、新潟県中越沖地震を起こした断層が二つあり、いずれも西に下がった逆断層と推定できると発表した。断層の上端部は東の陸地側となり、深さは約1.2キロと浅い。地震を起こした断層が、被害を受けた東京電力柏崎刈羽原発の、より近くにあった可能性が出てきた。

 断層の一つは長さ約12キロ、幅約10キロで、約1.5メートルずれた。もう一つは長さ、幅ともに約10キロで約1.4メートルずれた。二つは隣り合っていると考えられた。

 これまで政府の地震調査委員会は、余震分布などから東に下がった断層を推定していた。産業技術総合研究所の解析では、そこから分岐した断層があるとの見方も示されている。

 地理院は、地殻変動の観測結果をもとに二つの断層の存在を推定した。余震分布では、比較的浅いところに西に下がっていると判断できる成分もあり、地殻変動の観測と合わせて整合性がとれるという。

 8月8日開催の地震調査委員会で報告する予定。地理院の飛田幹男・地殻変動研究室長は「内陸の断層と違い観測点が少ないため、モデルの推定は難しく、議論になるだろう」と話している。

 一方、東京大地震研究所も26日、精密な余震観測をもとに、西に下がった断層の可能性があるとの見方を明らかにした。

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