現在位置:asahi.com>ニュース特集>新潟県中越沖地震> 記事 柏崎原発「キラーパルス」襲う? 阪神大震災でも発生2007年08月10日22時57分 新潟県中越沖地震の際に東京電力柏崎刈羽原発が、「キラーパルス」という地震波に襲われたらしいことが、愛知工大の入倉孝次郎客員教授の分析で明らかになった。10日に開かれた国の原子力安全委員会の耐震性調査チームで報告した。阪神大震災でも起きたと考えられている現象で、同席した東電担当者も「観測データに、その特徴があるようだ」と認めた。 キラーパルスは、地震の際に断層が割れていった先で、揺れが大きくなる現象。 入倉さんらは同原発や周辺の390カ所で得られた地震計データを解析した。その結果、周辺の揺れを基に計算すると、原発の揺れは750ガル(ガルは加速度の単位)程度になるはずなのに、実際には1号機と5号機の地表部でそれぞれ最大加速度890ガル、1223ガルを記録し、大幅に上回っていた。 このキラーパルスは、北西傾斜(北西落ち)の断層が海底で割れ始め、南東にある原発に向かって割れていったと考えると説明がつくという。割れは原発の地下約5キロにまで達したと見る。 阪神大震災では断層が淡路島側から神戸側に向かって割れたため、神戸側での被害が大きくなったとされる。 PR情報 |