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中華航空機炎上、乗客・乗員165人無事 那覇空港

2007年08月20日13時36分

 20日午前10時34分ごろ、那覇市の那覇空港駐機場で、台北発那覇行きの台湾・中華航空120便(ボーイング737―800型機)の主翼エンジン付近から出火、機体が炎上した。那覇市消防本部が消火に当たり、約1時間後に鎮火した。国土交通省によると、日本人23人を含む乗客157人、乗員8人は全員、脱出してけが人はなかった。同省航空・鉄道事故調査委員会は同日、調査官4人を現地に派遣した。

写真炎上した中華航空機の消火活動をする消防隊。後方は那覇空港に降りる民間機=20日午前11時7分、那覇空港で
写真中華航空機の緊急脱出口から出ている脱出シート=20日午前11時10分、那覇空港で
図那覇空港と炎上現場の地図

 中華航空は「エンジンから燃料漏れがあり、エンジンを停止させようとしているときに炎上し始めた」と説明しているという。

 国交省などによると、事故機は午前8時15分に台北を出発し、同10時27分に那覇空港に着陸。駐機場41番スポットにつけたところで、エンジンから出火した。乗客らが非常脱出した直後に、機体が炎上したという。

 消防車十数台が機体を取り囲んで消火に当たり、同11時37分に鎮火。機体は大部分が黒く焼けこげ、周辺には大量の消火剤がまかれた。事故直後から、午前11時まで滑走路が閉鎖された。

 乗客のうち、気分が悪いと訴えた7歳の女児が病院に搬送された。また、整備士1人がけがをして手当てを受けているという。

 那覇空港管制官によると、飛行中の交信では特に異常を伝える連絡はなかったという。

 乗客らによると、飛行機が駐機場に止まり、みんなが荷物を取り出そうとしたとき、エンジン付近から出火した。乗客は一斉に機体前部の扉に殺到し、「早く開けろ」と怒鳴った。煙が入り込む機内に数分間ほど閉じこめられた後、脱出シューターで機外へ出たという。

 事故機に乗っていた沖縄県豊見城市の中山賢さん(50)は、朝日新聞社の電話取材に対し、「死ぬかと思った。空港ビルに向かって走っている時に、背中ごしに『バババン、バババン、バババン』と3回ほど爆発する音が聞こえた」と話した。

 那覇空港事務所などによると、乗客のうち86人が国際線ターミナル、71人が国内線ターミナルのVIPルームに待機中。一時は騒然とした雰囲気だったが、落ち着きを取り戻しつつあるという。

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