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中華航空機長、直前まで異常気づかず レコーダーを解析

2007年08月24日19時26分

 那覇空港の中華航空機炎上事故で、国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が、事故機の操縦席での通信内容を記録したボイスレコーダーを簡易解析した結果、駐機場に停止後、地上の整備士から「エンジンから燃料が漏れ、煙が出ている」と連絡を受け、機長らが初めて異常に気づき、エンジンを停止させたことがわかった。これまでの機長らの証言が裏付けられた。調査委は今後、飛行状況を記録したフライトレコーダーも調べ、事故の全容解明を進める。

 機長らはこれまで、調査委や国交省に対し、駐機場に到着時にエンジン近くで大量の燃料漏れとエンジンからの煙を目撃した地上の整備士からエンジン停止と乗客の避難の要請を受け、エンジンを切る操作を行ったなどと証言していた。

 事故機から回収されたボイスレコーダーには機長と副操縦士との会話や、整備士との交信内容が記録されており、証言に沿った経緯が確認された。機長らは整備士の連絡を受けて、すぐにエンジン出火時の非常用の手順に従いレバーやスイッチを操作。燃料を遮断し、エンジン内の消火装置を作動させていた。

 一方で、燃料タンクには、配管に燃料を吸い上げる電動ポンプがあり、ポンプの電源を切らないと配管内の燃料遮断弁まで燃料が流れ続けるおそれがあるが、電源を切る操作が行われた形跡は確認できなかったという。

 ただ、この操作はメーカーの火災時用マニュアルでは手順に含まれていない上、タンクにボルトが突き刺さった穴から燃料が漏れた今回のケースでは、操作の有無は影響しなかったとみられる。

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