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福田自民、領袖重用 町村氏は官房長官

2007年09月25日07時05分

 自民党の福田康夫総裁は24日、党運営の要となる幹事長に伊吹文明文部科学相(69)、政調会長に谷垣禎一元財務相(62)を起用し、二階俊博総務会長(68)を再任した。総裁直属の「選挙対策委員長」を新設し、古賀誠元幹事長(67)を充てた。総裁選で福田氏を支持した4派閥領袖(りょうしゅう)を処遇し、政策通とされる伊吹、谷垣両氏を前面に立て、逆転国会の政策論争に挑む布陣だ。

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福田康夫自民党総裁(中央)と手を取り合う新4役の(左から)古賀誠選挙対策委員長、伊吹文明幹事長、二階俊博総務会長、谷垣禎一政調会長=24日午後0時20分、東京・永田町の自民党本部で

 福田氏は当初、古賀氏を総務会長に充てる考えだったが、古賀氏が選挙対策にかかわるポストを希望したため、選挙対策総局長を総裁直属の選挙対策委員長に格上げし、党四役として扱うことにした。

 「逆転国会」の運営を担う国会対策委員長には大島理森氏(高村派)、幹事長を補佐する幹事長代理には細田博之氏(町村派)を再任した。

 一連の党役員人事は24日に開かれた臨時総務会で承認された。

 党四役はいずれも総裁選で福田氏支持を決めた派閥の領袖。ただ、派内がまとまって福田氏に投票したとみられる谷垣派や二階派と異なり、伊吹派は麻生氏に流れた票が多く、伊吹氏の幹事長起用は党内で驚きを持って受け止められている。

 伊吹幹事長は同日、記者会見で「即座に国民の支持を回復するマジックがあるわけではない。着実に政策を実行し、謙虚な姿勢で国民に説明する」と述べた。

 福田氏は25日、国会の首相指名投票を経て第91代首相に選ばれ、同日夜に新内閣を発足させる。国会開会中のため、閣僚人事は小幅の入れ替えにとどまる見通しで、官房長官への就任が固まった町村外相の後任には、高村防衛相を横滑りさせる案が出ている。

 防衛相には高村氏の再任のほか、高村氏が外相に横滑りした場合は石破茂元防衛庁長官(津島派)の起用も浮上。さらに、幹事長に就任した伊吹文科相の後任には、福田陣営の選対本部長を務めた橋本聖子参院議員(町村派)の名前が挙がっている。

 総裁選で善戦した麻生太郎前幹事長の処遇については、麻生氏を副総理格で入閣させる案がある一方で、福田氏が所属する町村派内には「総裁選で麻生氏を支持した甘利経済産業相らを再任すればよい」(同派幹部)との声もある。

 福田氏はまた、霞が関の官僚をたばねる事務担当の官房副長官について、安倍首相が起用した的場順三氏に代わり、小泉首相時代に副長官を務めた二橋正弘氏を再び充てる意向を固めた。

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