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安倍首相、病院で会見 「体調悪化」で辞任決意

2007年09月24日17時51分

 安倍首相は24日夕、入院先の東京・信濃町の慶応大病院で記者会見し、辞任を決断した最大の理由を初めて健康問題と認め、「この1カ月、体調が悪化し続け、自らの意志を貫くための基礎となる体力に限界を感じた。もはや首相としての責任を全うし続けることはできないと決断した」と語った。所信表明演説直後の辞任表明について、自ら「最悪のタイミング」と認め、国会や国政に支障をきたしたとして「国民に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と陳謝した。

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記者会見で辞任理由などについて語る安倍首相=24日午後5時15分、東京・信濃町の慶応大病院で、代表撮影

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記者会見する安倍首相(左)と、同席した(奥右から)慶応大病院の相川直樹病院長、主治医の日比紀文医師=24日午後5時10分、東京・信濃町の慶応大病院で、代表撮影

 首相が公の場に姿を見せたのは、13日の入院以来初めて。首相は25日の内閣総辞職を決める閣議と首相指名投票をする衆院本会議には出席する。

 首相は12日の記者会見では辞任理由を、海上自衛隊によるインド洋での給油活動の継続に向け、「局面を転換するため」とだけ説明していた。健康状態に触れなかったのは「首相は在職中、自らの体調について述べるべきではないと考えていた」と説明。「私の真意が正確に伝わらず、非常に申し訳ない。率直にはっきり申し上げるべきだった」と語った。

 また、首相は実現しなかった民主党の小沢代表との党首会談に関連して「会談を申し入れた段階で辞任する決意を固めていた。その上に立って、(給油継続に向け)関係をつくってもらえないかとお願いするつもりだった」と述べた。

 会見に同席した主治医の日比紀文・医学部教授(消化器内科)は首相の病状について、「外遊中に急性胃腸炎にかかり、機能性胃腸障害を悪化させた。(入院後)食欲がなかなか回復せず、5キロ減った体重が全く戻っていない」と説明した。

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