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首相の内閣改造見送り表明 逆転国会、守り優先

2008年01月05日00時23分

 福田首相が4日の年頭会見で、1月の通常国会召集前の内閣改造を見送る考えを示した。大半の閣僚を安倍前内閣から引き継いだ首相にとって、改造は「自前の内閣」で福田カラーをアピールする好機だが、「身体検査」が不十分なら、野党に新たな攻撃材料を与えかねない。窮屈な政治日程を縫ってリスクを冒すより、冒頭から民主党との激突が予想される通常国会を乗り切るため、予算案を編成した閣僚で予算審議に臨むという「守り」の布陣が得策と判断したとみられる。

 「予算案をなるべく早く成立させたい。国民の生活に悪い影響を与えてはならない」。首相は4日の会見で、予算の早期成立を最優先する方針を強調した。

 15日までの臨時国会で、補給支援特措法案を衆院で再議決して成立させた後に改造した場合、新閣僚は1週間程度の準備期間で、通常国会に臨まなくてはいけない。

 もともと「日程的に厳しい」(自民党幹部)改造を一度は検討する姿勢を見せたのは、年金記録問題などでの支持率急落を受け、政権浮揚のため改造を求める森元首相らの声に配慮したためだ。

 しかし、「政治とカネの問題が収まってきたのに、また新閣僚に問題が出て来たら厄介だ」(公明党幹部)といった消極論に加え、通常国会では揮発油税(ガソリン税)の暫定税率維持を巡っても民主党と激しい対決が予想される。政府高官は「守る時は守りに徹した方がいい」。

 首相は解散・総選挙を7月の北海道洞爺湖サミット以降にしたい考え。4日の会見では、社会保障国民会議の議論を夏から秋にまとめる意向も示しており、政権運営の勝負どころを今年後半と見据えている様子。当面は「改造カードを温存した」(自民国対幹部)との見方もある。

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