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軍政、議長会談拒否 ガンバリ氏、スー・チー氏とは面会

2007年11月09日00時08分

 ミャンマー(ビルマ)を再訪中の国連のガンバリ事務総長特別顧問は8日、ヤンゴンで民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんと面会後、出国した。軍事政権幹部とスー・チーさんを交えた3者会談や軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長との面会は拒否され、目に見える成果を上げることはできなかった。

 スー・チーさんとの会談の詳細は不明。同顧問はほかに、軍政が組織した僧侶団体の代表やスー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)幹部らと会談。国連現地事務所は「実質的対話が早期に始まることを期待する。同顧問は数週間以内に戻る」との声明を出した。

 国営放送は同日夜、スー・チーさんとの面会の場面などガンバリ顧問の6日間の訪問の模様を放映。「スー・チーさんは9日、対話担当相、NLD幹部とそれぞれ会う」と予告した。「敵対姿勢を改める」など軍政の示す対話開始の条件を受け入れる形でNLD内部の意思統一を図るよう促すねらいとみられる。

 同顧問が現地入りした3日、現地事務所は「使命を果たすまでとどまる」との声明を出した。

 だが、面会できた最高位の軍政幹部はナンバー4のテイン・セイン首相。6日、チョー・サン情報相との会談で、スー・チーさんと対話担当相を交えた3者会談を提案したが拒否された。タン・シュエ議長にあてた潘基文(パン・ギムン)・国連事務総長のメッセージを本人に手渡すこともできなかった。

 軍政側は国連現地事務所が先月24日、同国の人権状況を批判する声明を出したことに反発。2日、ヤンゴン駐在のペトリー国連常駐調整官に事実上の国外退去処分にすると通告した。

 これが軍政側の態度硬化の理由とされるが、デモの武力弾圧から1カ月半が過ぎ、「国際社会の関心がパキスタン情勢などに移ったとみて、譲歩する必要を感じなくなったのではないか」(外交筋)との見方もある。

 同顧問は軍政に民主化努力を促す前にペトリー氏の扱いを協議せざるをえなかった上、軍政側からは「前回の訪問は欧米の制裁につながり、国民は一層窮地に陥った」(チョー・サン情報相)と抗議された。

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