現在位置:asahi.com>ニュース特集>ミャンマー情勢> 記事

スー・チー氏、NLD幹部と会談 軍政との対話条件探る

2007年11月10日01時17分

 ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんは9日、ヤンゴンの政府施設で、書記長を務める国民民主連盟(NLD)の幹部らと面談した。前後に軍事政権のアウン・チー対話調整担当相と会談。対話開始の条件について話し合った。

 スー・チーさんとNLD幹部の会談は04年5月以来。NLDのニャン・ウイン広報官によると、アウン・シュエNLD議長ら幹部4人が会った。スー・チーさんは軍政と対話する際の条件などについて幹部らに了解を求めた。軍政が9月、デモ参加者を武力弾圧したことについて「NLDも政府も国民もみんなが傷ついた。傷を癒やす道をまず探らなければならない」と話したという。

 スー・チーさんは8日、会談した国連のガンバリ事務総長特別顧問を通じて「軍政と対話する用意がある」との声明を出した。軟禁中のスー・チーさんの発言が外部に直接伝わるのは異例だが、対話を望む姿勢は以前と同じ。条件については触れていない。

 軍政トップのタン・シュエ国家平和発展評議会議長は先月、対話条件として、対決姿勢を改める▽経済制裁を呼びかけない――などを挙げており、対話担当相は、こうした条件を党幹部ともどものむように働きかけたとみられる。

 スー・チーさんも党幹部との話し合いを踏まえて、見解を示したとみられる。今後すりあわせが続くが、制裁や民主化のあり方について考え方の開きは大きく、合意に達するのは容易ではない。

 一方、軍政のテイン・セイン首相は9日、ベトナムを訪問、グエン・タン・ズン同国首相らと会談した。8日には首相就任後初の外遊としてラオスを訪問している。20日の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などで孤立しないよう根回ししたとみられる。

PR情報

この記事の関連情報

このページのトップに戻る