現在位置:asahi.com>ニュース特集>角界暴行問題> 記事 前親方、暴行指示を口止め? 兄弟子に 力士急死2008年02月09日15時01分 大相撲・時津風部屋の力士急死事件で、前時津風親方の山本順一容疑者(57)=傷害致死容疑で逮捕=が、自分の関与を隠すよう兄弟子たちに隠蔽(いんぺい)工作していた疑いのあることが愛知県警特別捜査本部の調べでわかった。一部の兄弟子が「暴行を指示したことも口止めされた」と話しているといい、特捜本部が裏付けを進めている。
前親方の口裏合わせをめぐっては、昨年6月25日夜に序ノ口力士斉藤俊(たかし)さん(当時17)=しこ名・時太山(ときたいざん)=の額を自らビール瓶で殴ったことをしゃべらないよう弟子たちに指示していたことがすでに明らかになっている。その後の調べで、暴行の場で金属バットを使用したことや、「お前らも教えてやれ」などと暴行を指示したことも口止めしていた疑いが出てきたという。 調べや部屋関係者によると、前親方が隠蔽工作を始めたのは、県警の捜査が始まった直後からだという。 同月26日に死亡した斉藤さんの遺体が新潟大で行政解剖され、同月28日に「多発外傷による外傷性ショック死も考えられる」との結果が出たため、病死と判断していた県警は事件捜査に切り替えた。 同月29日に新潟市内で行われた斉藤さんの通夜に出席した前親方は、犬山市内の宿舎に戻ると兄弟子たちを宿舎の大部屋に集めて「お前ら、警察に何をしゃべったんだ」と詰問した。この時点でビール瓶で殴打したことを話していないことがわかると、それを口止めしたうえ、金属バットの使用や暴行の指示についても県警に話さないように口止めしたという。 当初、県警の事情聴取に対し、兄弟子らはそろって前親方の指示を完全に否定していた。ところが、調べが進むにつれて前親方の関与を供述する兄弟子が出てきて、前親方の隠蔽工作が浮かび上がったという。 ◇ 県警は9日午後、前親方と兄弟子3人の身柄を名古屋地検に送検した。 PR情報角界暴行問題
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