現在位置:asahi.com>ニュース特集>角界暴行問題> 記事 「腕時計当たる」とウソ 前時津風親方 力士死亡2008年02月13日06時22分 大相撲・時津風部屋の力士急死事件で、前時津風親方の山本順一容疑者(57)=傷害致死容疑で逮捕=が、愛知県警の調べに対し、当初はビール瓶で額をなぐったことを隠し、「腕時計が当たった」とうその供述をしていたことが分かった。死亡前夜のこの殴打がきっかけとなって本格的な暴行が始まったとされ、県警は、前親方が自らの行為の重要性を認識していたことを裏付ける事実とみている。 前親方は逮捕後の調べに対し、昨年6月25日夜、ちゃんこの席で序の口力士斉藤俊(たかし)さん(当時17)=しこ名・時太山(ときたいざん)=を「ビール瓶で10発殴った」と供述。正座している斉藤さんの腹や胸、肩、太ももなどを殴り、最後の一発が額に当たって切り傷を負わせたとされる。 一方で前親方は、「兄弟子たちが(斉藤さんを)暴行したとは知らなかった」「教えてやれとは言ったが、暴行を指示したわけではない」などと逮捕容疑について否認を続けているという。 これまでの調べで、前親方は昨年6月末、県警の本格的な事情聴取が始まる直前に兄弟子を集め、自分の関与をめぐって「ビール瓶の件はだまっておけ」「金属バットを使ったことや暴行の指示のことは話すな」などとさまざまな隠蔽(いんぺい)工作をしていたことが明らかになっている。 前親方は口裏合わせを重ねていたのとほぼ同じ時期に県警の調べに対し「(しつけの意味で)小突こうとしたら腕時計が当たった」と偽っていたという。県警は、ビール瓶で殴ったことが一連の暴行のきっかけの一つになったなど、重要な事実と前親方が認識していたとみている。 結局、複数の兄弟子が前親方がビール瓶で殴ったことを認め、前親方も同年7月になってうその供述だったことを認めたという。 PR情報この記事の関連情報角界暴行問題
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