現在位置:asahi.com>ニュース特集>角界暴行問題> 記事 「無念晴らせるぞ」遺影に語り続けた父 前親方逮捕2008年02月07日21時55分 「ようやくここまで来ることが出来ました。ありがとうございました」
7日夜、前親方ら4人の逮捕の報に、斉藤さんの父正人さん(51)は代理人の弁護士を通じて短くコメントを発表しただけだった。 「ようやく無念を晴らせるぞ。お前、よく頑張ったな」。ここ数日、「親方、立件へ」などの報道に接するたびにこう遺影に語りかけてきたという。 死から7カ月間。毎週のように愛知県警に電話で捜査状況などを問い合わせてきたが、答えはなく、「このままうやむやになるのでは」という思いにさいなまれてきた。 愛知県警は当初、「病死」と判断。しかし、新潟市の自宅に戻った遺体のむごさは、親類が思わずレンズを向けて「証拠写真」を残したほどだった。9歳の妹は遺体を目にしてからしばらく、言葉をほとんど発しなくなった。正人さんも経営する食堂を休んだ。 この時から「病死」を疑った正人さんは新潟県警に「遺体をみにきてほしい」と要望。以来、遺族の「闘い」が始まった。 「相撲協会は大組織。序ノ口力士の死なんて本当は相手にしていないのではないか」。先の見えない不安につぶされそうな遺族の心を支えたのは、「新潟市役所宛(あ)て」などとして届く見ず知らずの人からの励ましの手紙だったという。 「事情も知らないまま息子を角界に送り、部屋から逃げてきた時は『もっと頑張れ』と送り返した。本当にだめな父親です」「真相を明らかにし、責任ある人に責任を取ってもらうのが先。それがせめてもの親の務めです」 正人さんは前親方側の弁護士から2回あった示談の申し入れも断り、ずっとこの日を待ってきた。 PR情報この記事の関連情報角界暴行問題
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