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相撲協会が暴行死の再発防止策 マニュアル作成など提言

2008年4月21日21時2分

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 大相撲・時津風部屋の力士暴行死事件で、日本相撲協会が設けた再発防止検討委員会(委員長・伊勢ノ海理事)は21日、事件の再発防止に向けた提言をまとめた。(1)力士の精神面の相談窓口設置(2)道徳や生活面を指導するマニュアル本の作成(3)いじめ問題の専門家を招くなど師匠会を親方教育の場とする、などが主な内容。近く開かれる相撲協会の理事会で審議される。

     ◇

 時津風部屋の力士暴行死事件を受けてつくられた日本相撲協会の再発防止検討委員会の提言が21日まとまり、委員長の伊勢ノ海理事(元関脇藤ノ川)らが記者会見で要旨を明らかにした。「これで終わりではなく、ここから一歩を踏み出さないといけない」。委員長自らそう言うように、次はこの提言を角界がどう生かすかが問われる。

 提言では、事務連絡が中心だった師匠会を指導者教育の場と新たに位置づけた。事件の一因として師匠の指導力不足を問題視したためだ。若い力士へのケアとして精神面の相談窓口を新設することも提案している。私生活の指導もマニュアル本の配布で強化する。安易な入門をなくすため、本人の意思を文書で確認することを求める一方、甘い話で誘いがちな体験入門のあり方も見直すとしている。

 検討委の議論の中では、外部委員からさらに踏み込んだ意見も出された。漫画家のやくみつるさんは「力士の所作の乱れに罰則を適用しては」と提案。NHK解説委員の山本浩さんは「協会が(民間団体として)税金を払って独自運営を続けるか、公益法人として外部の人材を理事に招くか、選択を迫られている」と指摘したが、いずれも明らかにされた要旨にはなかった。

 提言は協会の理事会に諮られる。協会は委員会を、角界の問題を議論する場として今後も活用したい考えだ。(広部憲太郎)

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