日本相撲協会は2日、東京・国技館で理事会を開き、これまで力士出身者で固めていた理事会のメンバーに外部の人材を入れることを決めた。理事のほか、議決権のない監事、役員待遇の役職があるが、どの役職にいつ、だれを起用するかは今後、協議する。
時津風部屋の力士暴行死事件を受けた改革の一つとして理事会に外部の識者を入れるよう、文部科学省の松浪健四郎副大臣から求められていた。
相撲協会は当初、外部から理事を起用していた。しかし、68年に現在の理事制度になってからは組織の幹部を力士出身者で固めるようになり、閉鎖的との批判があった。