大相撲の陸奥(みちのく)部屋=東京都墨田区両国=の十両力士、豊桜(とよざくら)関(34)が後輩力士を殴りけがをさせた問題で、警視庁が豊桜関を傷害容疑で書類送検したことがわかった。送致は19日付。
本所署の調べでは、豊桜関は1月24日午前10時ごろから約20分間にわたり、部屋の2階食堂で後輩力士(当時18)の頭を調理用のおたまやほうきで殴り、8針を縫う7日間のけがを負わせた疑い。
調べに豊桜関は「(後輩力士が)相撲に熱心でなかった。新しい弟子を迎える頃だったのでしっかりしてほしかった」と話しているという。
同署は、豊桜関が容疑を認め、被害者やその親が処罰を望んでいない一方、大相撲をめぐる暴力の問題の社会性を考慮し、書類送検にした。
この問題は5月に発覚。時津風部屋の力士死亡事件を受けて発足した日本相撲協会の再発防止検討委員会に報告された。同協会は豊桜関を30%3カ月の減俸、陸奥親方(元大関霧島)を譴責(けんせき)の処分にした。