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中村さん誘拐、イラン新年で解放期待…実らず

2008年03月22日22時03分

 イランで昨年10月に横浜国立大学4年、中村聡志さん(23)が誘拐された事件は、20日にイラン暦で新年を迎えたことから解放への期待が同国内で高まった。だが、収監者の釈放を求める犯行グループの麻薬密輸組織「シャフバフシュ」に対し、麻薬犯罪に厳しい方針をとるイラン治安当局は応じない構えで、交渉は難航している。

 イラン国内では、新年祝いとして当局と犯行グループのいずれかが妥協して解放の実現を期待する見方が出ていた。

 犯行グループは、中村さんを連れてイランから数百キロ東のパキスタンとアフガニスタンの国境付近で移動しながら生活しているとされる。

 中村さんは日本の家族に時折連絡を取っている模様で、日本政府もイラン政府から安否確認の情報を受けているとみられる。中村さんは衣食住に著しい不自由はしていないという。ただ、「ひげがぼうぼうに伸び、よく腹をこわしているようだ」と語る関係者もおり、体調が心配される状況は続いている。

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