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中国製粒あんからトルエンや酢酸エチル 名古屋で販売

2008年10月7日16時0分

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写真トルエンなどが検出された「お徳用つぶあん」=名古屋市中川区

 名古屋市健康福祉局の検査で、同市中川区のスーパー2店で売られた中国製の「お徳用 つぶあん」(1キロ詰め)から、化学物質のトルエンと酢酸エチルが微量、検出されていたことが7日わかった。市は2店に対し、該当する商品の販売を見合わせるよう指導した。

 市によると、「粒あんを食べてめまいがした」との苦情が9月25日に中川保健所に寄せられ、食べ残しを検査したところ、トルエンが0.008ppm、酢酸エチルが0.16ppm検出された。

 苦情を寄せた人が、すでに包装紙を捨ててしまっていて、この粒あんのメーカーなどが確認できなかったため、苦情者宅近くにある同区内の別のスーパー2店で売られていた中国製の粒あん2袋を検査したところ、1袋からはトルエン0.008ppm、酢酸エチル0.28ppm、別の1袋からはトルエン0.01ppm、酢酸エチル0.11ppmがそれぞれ検出されたという。これらの粒あんは、静岡県の食品会社「マルワ食品」が輸入したものだった。スーパーは、これらの粒あんをすべて店頭から撤去した。

 名古屋市によると、苦情を寄せた人のほかに健康被害の報告はないという。

 名古屋市はほかの化学物質や農薬が含まれていないかどうか調べるとともに、食品会社がある地元の保健所に調査を依頼した。

 マルワ食品総務部の担当者は「万全を期すために、中国産のあんこの出荷は差し止めている」と話した。

 トルエンは、塗料の溶剤などとして使われる。空気中の濃度が高まると、のどや目に刺激を感じるとされる。健康被害が報告された中国製冷凍ギョーザの包装の外側から検出されたことがある。酢酸エチルはトルエンと同様に溶剤として使われ、マニキュアの除光液にも含まれる。口にすると頭痛や眠気を催すほか、意識を失うことがある。

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