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鳴門ワカメも偽装 ワカメ協会会長会社などで外国産混入

2008年01月21日22時38分

 徳島県は21日、同県特産の「鳴門ワカメ」の商品に韓国や中国産のワカメを混入して販売していたとして、JAS法に基づき、同県鳴門市内の2社に対し、全商品の表示を点検し、不適正な表示を是正するよう指示したと発表した。今後、同県内のワカメ加工業者約50社に対しても調査する。

 表示を偽っていたのは、鳴門海藻食品(花面(はなめん)崇保(たかやす)社長、鳴門市撫養(むや)町大桑島)と吉田敏治商店(吉田義明社長、同市里浦町里浦)の2社。花面社長が経営する「花面商店」(同市)も偽装にかかわったとして文書で厳重注意した。

 県によると、2社は昨年、花面商店などから仕入れたワカメに韓国産や中国産が混入されているのを知りながら、これを原料にして乾燥カットワカメなどの製品に加工し、「鳴門産」と表示して販売。これまでの販売量は少なくとも計約169トンになるという。

 昨年12月上旬、県に情報が寄せられ、延べ9回の立ち入り調査を実施。その結果、不正が判明したという。県食料安全推進室の宮信正室長は「調査内容については、警察が捜査しているため言えない」と話した。

 花面社長は全国120社が加盟する日本わかめ協会の会長を務めている。同協会の岩崎誠副会長(東京都葛飾区・松栄社長)は「会員には偽装をしないように何度も通知をしていたのに、トップの不祥事で本当に残念だ」と話した。

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