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中国産フグ全量の偽装認める エツヒロ、廃業を表明

2008年7月31日21時14分

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 山口県下関市の水産加工卸売会社「エツヒロ」による中国産トラフグの産地偽装事件で、同社の森敏一社長が31日、下関市内で記者会見し、約3年前から仕入れていた中国産トラフグの全量を国産に偽装して出荷していたことを認めた。また、同日付で廃業することも明らかにした。

 同社は05年ごろから中国産の養殖トラフグを年間20〜30トン仕入れていた。森社長は「中国産のラベルは作っていなかった」と述べ、中国産のすべてを「熊本県産」などとして出荷していたことを認めた。また、マフグやゴマフグの安価な国産フグもトラフグと表示して出荷していたことも明らかにした。

 偽装の動機については「スーパーとの間で先に決められた価格の範囲内で仕入れるしかないが、熊本産だけを集めるのは難しい。同じ価格ならば、国産より中国産のほうが品質的に良い製品が作れた」と述べた。森社長自身が年に数回、中国に渡り、加工方法などを指示していたという。

 さらに、会社の経営状態についても「芳しいものではなく、そういう部分も(偽装の動機に)含まれていた」と述べた。偽装に反対する意見が社内にあったかについては「あったとは思うが、記憶にない」と明言を避けた。

 同社は従業員約50人に31日付で解雇を通知したという。森社長は会見冒頭で、「本日をもちまして廃業します。偽装表示は全面的に私の責任で行いました。申し訳ありませんでした」と謝罪した。

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