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ふか加工品をフカヒレと表示し販売 千葉の惣菜チェーン

2008年04月16日15時09分

 首都圏4都県の駅ビルなどを中心に25店舗を展開する中華総菜チェーン「昇龍(しょうりゅう)園」が、本物を使っていないのに、珍味のサメのひれ「フカヒレ」の名をつけた商品を5年以上にわたって売り続けていたことが、朝日新聞社の調べでわかった。千葉県は景品表示法違反(不当な表示の禁止)の疑いで調査を始めた。 昇龍園を展開する経営会社「大和グループ」(本社・千葉市稲毛区)は3月末から本物を入れ始めたが、同社は「偽装表示でお客様の信用を裏切り、おわびしたい」と事実関係を認めた。

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「もやしとフカヒレの冷菜」。もやし、ニンジン、キュウリなどに、サメのゼラチン質が混ざっていた

 この商品は「もやしとフカヒレの冷菜」。もやしに千切りにしたニンジンやキュウリを加え、フカヒレに似た色のゼラチン質(長さ7、8センチの糸状)を混ぜ、3月末まで店頭で量り売りしていた。千葉県内の店では3月末時点で100グラム295円で販売されていた。

 同社などによると「フカヒレ」として混ぜられていたのはサメの軟骨周辺部のゼラチンを人工的に固め、味付けしたもの。宮城県内の水産加工会社から仕入れた素材だった。この元売り会社は「『ふか加工品』と明示しており、フカヒレとして売ったことはない。本物との値段の差は歴然。あくまであしらいのためのイミテーション。それは使う側にも伝えていたし、いわば常識だ」と言う。

 大和グループの野村智社長は「フカヒレというものへの認識が甘かった。2月初めになって本物とは言えないと自覚し、3月末から本物を10%混ぜ始めた」と話す。

 千葉県県民生活課も景品表示法が禁止する不当表示にあたる可能性があるとみて、調査を進めている。(有近隆史、安原裕人)

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