比内地鶏の表示偽装問題を受け、秋田県は21日、本物の比内地鶏であることを証明する認証制度を始めた。どこで生産、加工されたのか、流通の履歴をさかのぼってたどれる体制を確立し、ブランドの回復を目指す。
この日午前11時過ぎ、あきた北央農協比内地鶏振興部会(北秋田市)の後藤久美部会長が県の北秋田地域振興局を訪れ、比内地鶏を生産し、部会に所属する38人全員の申請書を提出した。
県は比内地鶏の生産者や加工業者を対象に、日本農林規格(JAS)が定める地鶏の規定より厳しい生産や管理の基準を設けた。県職員が業者を直接訪問して調査し、基準を満たした生産業者に「認証票」を交付する。小売店や飲食店では、認証票の写しを店頭に掲げることができる。
県の基準だと、ひなは秋田比内鶏のオスとロードアイランドレッド種のメスの交配で生まれた一代交雑種▽メスは孵化(ふか)から150日以上、オスは孵化から100日以上飼育▽孵化から28日以降は平飼いまたは放し飼いで飼育、などと規定した。
処理加工業者には、入荷・出荷状況の記録簿の保管も義務づけられている。