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ロシア船のズワイガニを国産と偽装 住金物産など

2008年6月20日21時38分

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写真ロシア産が「国産」と偽装されていた商品=農林水産省提供

 ロシア船籍の船が漁獲したズワイガニを国産として販売したとして、農林水産省は20日、住金物産(大阪市)と友田セーリング(鳥取県境港市)に対し、日本農林規格(JAS)法に基づき改善を指示した。両者は今年2月に同省から指摘を受けた後も、改めずに販売を続けていた。

 農水省の調べでは、住金物産は07年7月から今年4月までの間、ロシア船籍の船が取って輸入の手続きを経たズワイガニ約112トンの原産地を「日本」として出荷。友田セーリングは07年8月〜今年5月、住金物産から仕入れたズワイガニ計約98トンを日本産の表示のまま、計258業者を通じて全国のスーパーなどに流通させていた。

 産地が偽装された輸入ズワイガニには、北海道の稚内商工会議所が発行した原産地証明書が付いていた。同会議所によると、会員企業2社の申請があれば、輸入品か否かは確認せずに稚内産の証明書類を発行していたという。同会議所の鈴木雄一事務局長は「会員企業が輸入品を申請していたとは想定外。今後は日本で取れたものに限るよう徹底したい」と話している。

 同会議所の産地証明書が付いたカニは日本でゆでた後に、住金物産の中国の委託工場へ輸出されて袋詰めされ、住金物産が日本に逆輸入していた。

 農水省の指摘後も販売した点について、住金物産は「国産の産地証明が付いており、輸入手続き時に商品の原料原産地がロシアとなっていると、食い違いが生じると担当者が思いこんでいた。農水省の指摘を軽く考え、認識が不足していた」と釈明。友田セーリングの友田博社長は「住金物産が改めるのを待っていたが、時間がたってしまった」としている。

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