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「新潟県産コシヒカリ」に別のコメ混入 首都圏の商品

2009年10月5日3時1分

 首都圏で販売されている「新潟県産コシヒカリ」の一部で、別品種のコメが混ぜられていたことが、新潟県の初の独自調査でわかった。JAS法違反の疑いがあり、同県は先月中旬に消費者庁に通報した。高価な新潟米と他品種米を故意に混ぜて利益を得ていた可能性もあるという。

 調査は今年7月に実施。東京や神奈川、千葉、埼玉の首都圏に住む消費者モニター20人に近所のスーパーなどで購入した「新潟県産コシヒカリ」2袋のうち1袋を送ってもらい、計25点を民間の検査機関でDNA検査した。その結果、25点のうち2点で、新潟コシヒカリと別の品種が5%混ざっていたことが判明したという。2点は県外の別々の業者が袋詰めしたものだった。

 同県は05年、産地偽装の防止などのため県内のコシヒカリを「コシヒカリBL」に切り替え、DNA鑑定で他県産のコシヒカリとの判別が可能になった。同県だけの品種で94%がBLになっているが、さらに流通段階での混入の実態を把握し、抑止しようと今回調査を実施した。同県農林水産部は「故意であれば許せない。消費者の信頼も得られない」としており、今後も継続的に調査をする考えだ。(奈良部健、長富由希子)

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