ネギをほおばるチンパンジー=福岡市動物園、仲村和代撮影
ネギをほおばるチンパンジーのサクラ=福岡市動物園、仲村和代撮影
「あげないよ」。ネギを巡る戦いも激しい=福岡市動物園
ネギをほおばるチンパンジー=福岡市動物園
福岡市動物園(同市中央区)のチンパンジーは、今冬から風邪予防に毎朝ネギを食べている。4匹のうち3匹はすっかり大好物に。1.5キロをあっという間に平らげるようになった。
これまで毎年冬になると、鼻水を垂らすなど風邪の症状に悩まされ、子ども用の風邪薬を使っていた。困った飼育員が多摩動物公園(東京都日野市)での取り組みを知り、与え始めた。
多摩動物公園では04年冬からチンパンジーに長ネギを与えている。「ネギを食べると風邪をひかない」という人間の伝承療法を参考にしたのがきっかけで、サルの風邪引きはめっきり減ったという。今はハチミツ漬けのキンカンも与えている。
人間と同様、アリシンという成分が効くとみられ、福岡のチンパンジーたちも今のところ元気いっぱい。いつもはオスがたくさん取って食べるが、発情すると、メスの気を引こうと譲る場面もあるという。