リンリン=06年4月、上野動物園提供
上野動物園(東京都台東区)で飼育しているオスのジャイアントパンダのリンリンが30日午前2時前、慢性心不全で死んだ。22歳7カ月で、人間に換算すると約70歳に当たるという。カンカンとランランが72年に来て以来、上野動物園から、パンダが36年ぶりにいなくなった。
リンリンは、同園にとって8頭目のパンダで、92年11月に北京動物園から来た。子作りが期待されたが繁殖に至らず、05年秋からは1頭で飼育。人気者として多くの客を集めてきた。
昨年7月ごろから食欲が落ち、循環器系の障害で投薬治療を続けてきたが、体調が悪化し29日から公開を中止していた。小宮輝之園長は「メキシコなどに繁殖に出張に行っていた。世界中で一番飛行機に乗ったパンダではないか。そういう意味で苦労をかけた。冥福を祈りたい」と話した。当面、生前の展示室をそのまま残し公開するという。
(2008年4月30日 朝日新聞夕刊)