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蓮池薫さん、中央大卒業 50歳で「悔しい」

2008年03月26日00時00分

 北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(50)=新潟県柏崎市=が25日、04年に復学した中央大学法学部法律学科を卒業した。入学から32年をかけての卒業に、蓮池さんは「50歳になっての卒業。やはり悔しい。拉致という悲惨さを感じずにはいられなかった」と複雑な心境を語った。

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中央大学の卒業式で、同期生と握手する蓮池薫さん(左)=25日午後、東京都八王子市で

 蓮池さんは帰国後の04年9月に復学し、専任の教員が柏崎に出張し、自宅で学んできた。指導教授から贈られた中央大のネクタイを締めて式典に臨んだ蓮池さんは、支援活動を続ける同大OBらに寄り添われ、約3000人の同級生らとともに母校の校歌を口ずさんだ。

 式には蓮池さんの両親の秀量さん(80)、ハツイさん(76)、兄の透さん(53)も出席。秀量さんは蓮池さんの拉致後も、除籍されるまで5年ほど学費を支払い続けたという。

 蓮池さんは「子どもが必ず生きていて救い出されるという切ない親の気持ちを感じた。恩返しの意味でも、復学して卒業しなければと思った」と振り返った。

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