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「北朝鮮がシリア核支援」米が原子炉画像公開

2008年4月25日13時58分

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 【ワシントン=梅原季哉】米ホワイトハウスは24日、07年9月にイスラエルが空爆、破壊したシリア東部の施設が、兵器級プルトニウムの生産目的で北朝鮮の支援を得て秘密裏に建設中の原子炉だったと発表した。米政府が北朝鮮によるシリアへの核協力を認めたのは初めて。シリア側は否定している。

 米国の発表が事実なら、北朝鮮が越えてはならない一線として米から警告されていた核拡散に手を染めていたことになり、北朝鮮の核開発をめぐる6者協議の行方にも大きな影響を及ぼしかねない。

 ブッシュ政権はこの日、議会の関係委員会に対する個別の非公開説明会を開催後、ペリーノ報道官名で声明を発表。また政府情報機関による説明ビデオを米主要メディアを通じて公開した。

 ビデオで示された画像などによると、シリアは07年8月の段階で東部アルキバルの砂漠地帯にガス冷却黒鉛減速原子炉を建設しており、稼働間近だった。また内部で撮影された複数の写真から(1)原子炉本体の上部に燃料棒を出し入れする多数の穴(2)周囲を鉄で覆った強化コンクリート製原子炉容器の形状(3)冷却水のシステムなどの特徴が、北朝鮮・寧辺の原子炉と酷似していると結論づけた。

 さらに寧辺にある北朝鮮の核燃料製造工場の責任者で、6者協議にも出席した人物が、シリア原子力委員会のトップと一緒に写っている写真も公開。北朝鮮の核計画に携わる高官一行が、イスラエルによる昨年9月6日の同施設への空爆直後にシリアを訪問するなど、攻撃後も協力は続いていたとした。

 声明で報道官は「我々は北朝鮮の核兵器計画と拡散活動に関して長年、深刻な懸念を抱いてきた。北朝鮮が秘密裏にシリアと核計画で協力してきたことはその危険な表れだ。我々は問題を解決する道として6者協議を選んだ」として、6者協議の継続を通じ、核を拡散しないよう検証する体制を整備する、という米政府の方針を強調した。

 またシリアは国際原子力機関(IAEA)にこの原子炉について何も報告していなかった。

 シリアのムスタファ駐米大使は24日、CNNに対し、発表は「北朝鮮との合意を望まない米政権内の保守勢力」の意向だとの見方を示した。

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