北朝鮮による拉致被害者家族連絡会(家族会)や支援団体は27日、東京・日比谷公会堂で「北朝鮮への追加制裁を求める国民大集会」を開いた。北朝鮮にすべての拉致被害者を返すよう要求し、日本政府に経済制裁と追加制裁の発動で圧力をかけ続けるよう求める決議を採択した。
主催者発表で2000人が参加した。冒頭に飯塚繁雄・家族会代表は「家族会を結成して11年、一部の家族は帰国したがまったく進展がありません。また『今年こそは』という言葉を使わざるを得ない」と悔しさをにじませた。拉致担当大臣でもある町村官房長官は「拉致問題の解決なしに、北朝鮮との国交正常化はない」と述べた。
支援団体「救う会」の佐藤勝巳会長は「政府に拉致対策本部ができて安心感があったが、実際はほとんど動きがない」と批判。「一人ひとりの国民が頑張る以外に方法はない」として、6月以降に福島や岩手などでも集会を開く予定だと報告した。