【ワシントン=鵜飼啓】米国務省のマコーマック報道官は8日の会見で、北朝鮮がプルトニウムによる核開発に関する文書を訪朝中のソン・キム同省朝鮮部長に提出したことを確認した。米政府当局者によると、文書は寧辺の原子炉だけでなく、再処理施設などの稼働記録も含み、相当な分量に上る。北朝鮮が核施設に関する詳細な文書を提出したのは初めてと見られる。
マコーマック氏は「慎重に分析した上で、文書がどれくらい大きな意味を持つのか判断する」とした。提供された文書は1万8千〜1万9千ページに上るといい、同省高官は「北朝鮮がこうした文書を出したのは初めてのはずだ」と評価する考えを示した。
精査の結果、プルトニウム量の検証に十分な内容が含まれると判断されれば、北朝鮮による核計画の申告が現実味を帯びる。米政府は見返り措置として、北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除にも動き出すと見られる。