北朝鮮の金正日総書記そっくりのジャンパーを着て、金剛山観光の記念写真を手にポーズをとる金永植さん=ソウル市内、箱田写す
【ソウル=箱田哲也】韓国で北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記のそっくりさんとして活動する金永植(キム・ヨンシク)さん(57)がこのほど、初めて北朝鮮の土を踏んだ。軍事境界線に近い金剛山を観光。北朝鮮側の案内員たちは戸惑いを隠せない様子だったが、韓国からの同行ツアー客には大人気で記念撮影を求められたという。
金さんはソウル市内で自営業をしながら俳優としても活躍。大学院時代の同級生たちと5月22日から2泊3日で金剛山に飛んだ。到着した時は「故郷に帰ったような気分がした」という。
韓国側参加者らを監視する案内員たちは「恐れ多くも将軍様(金総書記)と比べるなんて」といった反応だったが、金総書記役で映画出演もしたと伝えると「南にはそんな仕事もあるのか」と驚いた様子。総書記に似せたヘアスタイルには「高価そうですね」と感心していたという。
金さんは年内に中朝国境の白頭山にも行く計画だ。日帰り訪問が認められている開城観光も申し込んでおり、その時は総書記そっくりのジャンパーを着て行くという。