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北朝鮮、原子炉冷却塔を爆破 テロ指定の解除着手受け

2008年6月27日21時51分

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写真北朝鮮の寧辺で27日、破壊された原子炉冷却塔のテレビ映像=AP

 【ソウル=牧野愛博】北朝鮮は27日午後、寧辺にある5千キロワット黒鉛減速炉に通じる冷却塔を爆破した。米国による北朝鮮のテロ支援国家指定解除表明を受けた措置。核施設の無能力化作業の進展を印象づけ、6者協議の成果を誇る狙いがある一方、「政治的ショー」の側面がある。

 爆破作業には、北朝鮮当局者や米国務省のソン・キム朝鮮部長らが参加。米CNNや日本のTBSなどとともに現場に招待された韓国MBCテレビは、午後5時過ぎに冷却塔に設置された爆薬が点火され、高さ20メートル余りのコンクリート製外壁が一気に崩れ落ちる場面を伝えた。

 冷却塔は86年に稼働を開始した寧辺原子炉の付属施設。冷却塔なしでは原子炉の温度が上昇して暴走する危険があり、安定した運転ができなくなる。

 米国などは偵察衛星によって冷却塔から放出される水蒸気を監視し、原子炉の稼働を確認していた。北朝鮮の核施設を象徴する建造物で、米韓両国が爆破を提案していた。

 ただ、冷却塔は爆破しても3〜6カ月で再建できるとの見方もある。関係者の間でも「核放棄にはほとんど影響がない」との声が出ている。

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