福田首相と潘基文国連事務総長は30日の会談で、北朝鮮の核問題について意見交換した。潘氏が「北朝鮮が核施設の申告をし、冷却塔を破壊したのは進展だ」と述べたのに対し、首相は「早期に北朝鮮の核放棄を実現すべく、関係国ともねばり強く努力していく」と語るとともに、拉致問題解決に向けて潘氏の協力を求めた。
首相はまた、北海道洞爺湖サミットで主要議題となる気候変動問題について、温室効果ガス削減のため先進国だけではなく中国やインドなどが参加する枠組みを構築する必要があると指摘し、国連の協力を要請した。温室効果ガス削減の中期目標に関しては「日本も中期目標の設定は必要だと考えている」と表明。潘氏は「日本の低炭素社会についての考え方を非常に評価している」と語った。
一方、日本が常任理事国入りを目指す国連安保理改革については、早期の実現が必要だと強調し、潘事務総長の指導力に期待する考えを示した。