【北京=坂尻信義】9カ月ぶりに再開される北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の首席代表会合を翌日に控えた9日、米朝や南北朝鮮などによる2国間協議が北京で相次いで行われた。ヒル米国務次官補は同日夕、「(首席代表会合の)議題は検証」と語り、北朝鮮が議長国の中国に提出した核計画の申告を検証する枠組みで「原則的な合意」を目指す考えを示した。
米朝両国はこの日、前日の北朝鮮大使館での協議を米国大使館に移して継続。ほかに米韓、中韓、南北朝鮮などが2国間で協議し、今回が初の6者協議となるロシアのボロダフキン外務次官もロシア大使館に金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官を迎えて会談した。韓国政府当局者によると、金次官は南北協議の中で、重油支援に日本が参加することを求めつつ、日本の不参加が続く場合は米中韓ロの4カ国で重油100万トンの支援を負担すべきだとの立場を示したという。
10日午後には外務省の斎木アジア大洋州局長も北京に入り、日米韓3カ国の協議や中国の武大偉外務次官との協議を行う。